解説の言語

解説は日本語。文法用語は英語のまま出します。 本番は「英語」★です。

Transitions.

関係は5つしかありません。むずかしいのは関係を決めることではなく、その関係を表す英語を25語知っているかどうかです。だから語のリストを先に出します。

先に、これを読んでください

入る語は、空所の前後にある二つの内容がたがいに何をしているかで決まります。空所にはめて読み比べるのではなく、まず関係を自分の言葉で言い、そのあとでその関係を表す語を探します。

逆にする8問

二つの文の間に「でも」を入れて読み、意味が通るかを確かめます。通るなら、この仲間です。

  • However しかし
  • Nevertheless それでも
  • Even so そうだとしても
  • In contrast それに対して
  • by contrast それに対して
  • Conversely 逆に
  • In reality 実際には
  • On closer inspection, though よく見ると実は
足す1問

二つの文の間に「しかも」を入れて読み、意味が通るかを確かめます。通り、かつ後ろの文が前の文とは別の事柄を述べているなら、この仲間です。

  • In addition 加えて
  • Moreover さらに
  • Likewise 同様に
  • similarly 同じように
だからこの中では誤答としてだけ出ます

前の文の終わりに「だから」を付けて読み、後ろの文がその続きとして成り立つかを確かめます。成り立つなら、この仲間です。

  • Therefore したがって
  • Consequently その結果
  • as a result 結果として
  • Accordingly それを受けて
  • As such そのため
  • For this reason こうした理由で
詳しく言う1問

後ろの文だけを読み、前の文がないと何の話か分からないかを確かめます。そのうえで、後ろの文が前の文と同じ事柄を、より細かく、または一例で述べているなら、この仲間です。

  • That is つまり
  • In other words 言い換えると
  • for example 例えば
  • For instance 例えば
  • Specifically 具体的には
  • In summary まとめると
時間の順この中では誤答としてだけ出ます

二つの文に「昔は」「今は」を補って読み、意味が通るかを確かめます。どちらが先に起きたかが話の要点なら、この仲間です。

  • Previously 以前は
同じ仲間でも、使える場面が違うもの10件)
  • 「In summary」は「詳しく言う」の仲間に入れていますが、直前の一文ではなく、それまでに出た複数の内容をまとめ直す語です。前に複数の内容が出ていない場所では使えません。
  • 「On closer inspection, though」は「逆にする」の仲間ですが、他人の主張を否定する語ではなく、書き手が自分の最初の見方を修正する場面で使います。前に「一見そう見える」という内容があるかを確かめてください。
  • 「In reality」も「逆にする」の仲間ですが、前の文が事実ではなく、思い込みや予想であるときにしか使えません。前の文が観測や調査の結果なら、別の語を選びます。
  • 「Even so」と「Nevertheless」は「逆にする」の仲間の中でも concession(譲歩)型で、前の文の内容を正しいと認めたうえで、それでも結論は変わらないと述べます。「However」は前の文を認める必要がなく、単に反対の内容を並べる場面でも使えるので、使える範囲が広いです。
  • 「Likewise」と「similarly」は「足す」の仲間に入れていますが、情報を足すだけでなく、前の文とは別の対象に同じことが当てはまると述べます。二つの文で話題になっている対象が別のものに変わっているかを確かめてください。
  • 「As such」は「だから」の仲間ですが、「そういう性質のものだから」という含みがあり、前の文が物事の性質や分類を述べているときに自然です。単に出来事から生じた結果には「as a result」が合います。
  • 「Accordingly」は「だから」の仲間ですが、自然に生じた結果よりも、前の内容を受けて誰かが取った対応を指すことが多いです。
  • 「Specifically」は範囲を狭めて詳しく述べる語、「for example」と「For instance」は全体のうちの一つを挙げる語です。どれも「詳しく言う」の仲間なので、後ろの文が一つの事例かどうかで分けます。
  • 「Previously」はこの25語で唯一の「時間の順」です。前と後で状況が変わる文脈では「逆にする」の仲間と紛らわしいので、二つの文が時間順に並ぶかどうかだけで判断します。
  • 「In contrast」と「by contrast」、「for example」と「For instance」は、それぞれ働きが同じです。「Consequently」と「as a result」もほぼ同じです。日本語訳をそろえてあるのはそのためです。働きが同じ二語のどちらか一方だけが正解になることはないので、選択肢に両方が並んでいたら残りの選択肢を見ます。

日本語話者がハマる理由

日本語の「しかし」一語が、英語では However・Nevertheless・In contrast・Conversely に分かれます。「つまり」も、言い換え(In other words)と帰結(Therefore)の両方に使えます。日本語で関係をつかめていても、それを表す英語が一語に結びついていないため、意味は分かるのに選べない、という形で点を落とします。この分野で必要なのは読解力ではなく、上の25語です。

問題文と選択肢は、どのレベルでも英語のままです。本番がそうだからです。


Transitions接続語)で扱うルール、10項目

帰国子女・インターナショナルスクール生のための、デジタルSAT の無料教材です。Transitions の練習10問で出てくるルールを一覧にしました。解き終わったあとの復習や、 試験前の読み返しに。独学でも進められるように、ルールごとに確認のしかたをつけています。 10項目には「日本語話者がハマる理由」をつけています——日本語の文法や語順のどこが原因で、その誤答が自然に見えてしまうのかです。

この分野ぜんたいに共通する、日本語話者がハマる理由

日本語の「しかし」一語が、英語では However・Nevertheless・In contrast・Conversely に分かれます。「つまり」も、言い換え(In other words)と帰結(Therefore)の両方に使えます。日本語で関係をつかめていても、それを表す英語が一語に結びついていないため、意味は分かるのに選べない、という形で点を落とします。この分野で必要なのは読解力ではなく、上の25語です。

  1. 01足す

    空所に入る transition(つなぎ言葉)は、前後二つの文が互いに対して何をしているかで決まります。空所より後ろに "these two ..." や "both" のように前の内容を数える文があれば、その数が決め手になり、二つ目の文が別の事柄を足したのか、一つ目を言い直した・説明した・その結果を述べただけなのかが確定します。

    確認のしかた:選択肢を隠したまま空所の前の文と後ろの文を読み、後ろの文が前の文に対して何をしているかを自分の言葉で言ってから、段落の最後まで読んで "these two ..." のように前の内容を数えている文がないかを確かめ、あればその二つが前の文と後ろの文に当たるかどうかまで確認してください。

    日本語話者がハマる理由

    日本語では、話題が別のものに移るところで「一方、スタジオは…」のように「一方」や対比の「は」を使います。これらは前後の内容が食い違っていなくても、別の対象に話を移すだけで使えます。そのため二文目で話題がフィルムからスタジオに移った時点で「逆にする」の感覚が生まれ、選択肢の中で「逆にする」に当たる Nevertheless に手が伸びます。英語の Nevertheless は、前の文から予想されることに反する内容が後ろに来るときに使う語で、話題が移るだけでは使えません。

  2. 02逆にする

    transition(つなぎ言葉)は、前後の二つの文がお互いに対して何をしているかで決まります。選択肢を見る前に、前の文と後ろの文を最後まで読み、数字や時期、前に出たものを指し直す語まで拾ったうえで、二文の関係を自分の言葉で言ってください。

    確認のしかた:選択肢を隠したまま前の文と後ろの文だけを読み、死後に見つかった詩の数が、生前はほとんど発表していなかったという前の文の話を裏づけるのか、それとも打ち消すのかを自分の言葉で言ってから、選択肢を見てください。

    日本語話者がハマる理由

    日本語は逆接を文頭の語ではなく、前の節の終わりに付く「〜が」「〜けれど」「〜のに」で表すことが多く、さらに「生前は約10編だけだった」のように「は」で対比を先に出すこともできます。そのため前の文を読み終えた時点で「逆にする」はもう言い終わったように感じられ、文頭の空所には別の働き、たとえば詳しく言うか結果を述べるかを期待してしまい、Specifically や Accordingly に手が伸びます。また日本語の「〜て」や「そこで」は時間の順と結果を一つの形でまとめて担うため、「発表は少なかった、そして死後に見つかった」という時間の並びが、そのまま結果の流れにも読めてしまいます。ここで必要なのは、二つの文の数を突き合わせて向きが逆だと確かめることです。

  3. 03逆にする

    transition(つなぎ語)は文と文の関係を作る語ではなく、二つの文がすでに作っている関係に名前を付けるだけの語です。したがって、空所をはさんだ前後から対応し合う具体的な情報を一組見つければ、どの仲間の語が入るかはその時点で決まります。

    確認のしかた:選択肢を手で隠し、初期の作品についての文と、空所の後ろに続く後期の作品についての部分を続けて読んで、「more than ninety musicians」と「only a single violin」の関係を自分の言葉で一言にしてから、選択肢を見てください。

    日本語話者がハマる理由

    日本語は「初期の作品は大編成、後期の作品は少人数」のように、助詞の「は」を並べるだけで対比が成立し、つなぎ語を置かなくても文として完成します。そのため空所が、関係を決める場所ではなく、語感の合う言葉を入れる場所に見えてしまいます。さらに「一方」は、対立を示す場合と、同時に成り立つ別の側面を付け足す場合の両方に使えるため、頭の中で「一方」に置き換えても「逆にする」と「足す」のどちらなのかが切り分けられません。

  4. 04逆にする

    transition(つなぎ言葉)は、二つの文が同じ話題かどうかではなく、後ろの文が前の文に対して何をしているかで決まります。同じ対象の別の段階や別の場合であっても、後ろの文が前の文と反対のことを述べているなら、その関係は「足す」ではなく「逆にする」です。

    確認のしかた:選択肢を隠したまま前の文と後ろの文を読み、後ろの文が前の文に重ねているのか、反対にしているのか、前の文の結果なのか、前の文の例なのかを自分の言葉で決めてから、選択肢を見てください。

    日本語話者がハマる理由

    日本語は「若い株は…。成熟した株は…」のように「は」を使うだけで二つを逆に並べられるので、文と文の間に transition(つなぎ言葉)を置かなくても関係が伝わります。さらに「一方」は、英語の By contrast のような逆の関係にも、meanwhile のような単に同時であることにも使えます。そのため二文を「別の場合をもう一つ並べただけ」と読み、「足す」仲間の Similarly を選びやすくなります。英語は「足す」と「逆にする」を別の語ではっきり分けるので、後ろの文が前の文と反対のことを言っていないかを必ず確かめてください。

  5. 05逆にする

    選択肢を見る前に空所の前後の文を最後まで読み、後ろの文が前の文に対して何をしているかを自分の言葉で言います。「同じ〜」の繰り返しは条件を一つだけ変えて比べている印で、結果が逆になっていれば入るのは「逆にする」の仲間、決め手は transition(つなぎ語)ではなく本文のこの繰り返しです。

    確認のしかた:選択肢を隠して空所の前の文と後ろの文を読み、二つの文で何が同じままで何が一つだけ変わったのか、結果は同じ向きか逆かを自分の言葉で言います。

    日本語話者がハマる理由

    日本語では、前の文と逆のことを言うときでも、後ろの文の頭に印を置かず、「〜が」「〜のに」「〜一方で」と前の文の末尾に付けて一文にまとめられます。そのため文の切れ目で逆転の合図を探す習慣がつきにくく、空所に何も入れなくても意味が通るように感じます。さらにこの文章は「同じ子ども」「同じ大人」「同じ単語」と「同じ」を繰り返すので、"Similarly" の訳語「同じように」が字面のうえで合っているように見えます。「一方」が逆の意味にも「もう片方については」という話題の移動にも使えることも、「足す」と「逆にする」の境目をぼかします。

  6. 06逆にする

    選択肢を見る前に、空所の前の文と後ろの文を並べ、後ろの文が前の文をどう受けているかを自分の言葉で言います。扱っている要素が同じでも結果の向きが反対なら、二つの文の形がどれだけ似ていても、関係は「足す」ではなく「逆にする」です。

    確認のしかた:選択肢を隠して空所の前の文と後ろの文だけを読み、後ろの文の結果が前の文と同じ向きか反対向きかを、自分の言葉で先に言ってください。

    日本語話者がハマる理由

    Japanese has one slot where English here has two: 「一方(で)」 introduces the other case without committing to direction — it covers both the neutral "meanwhile, for its part" and the oppositional "on the other hand" — so the native template for "now the other case" is direction-neutral, while English makes you choose between Likewise (the content runs the same way) and Conversely (it runs the other way). Japanese also tends to carry this kind of contrast inside the sentence, with 「〜のに対し」 or contrastive 「は」, rather than in a connective at the head of the next sentence, so the connective slot can feel like a place for a link rather than the place where direction is decided. Given two sentences built from the same cast in the same frame, a student reading for form rather than for outcome takes the parallel shape as a sign of similarity and reaches for "Likewise."

  7. 07詳しく言う

    どの transition(接続表現)を選ぶかは、後ろの文全体が前の文に対して何をしているかで決まり、後ろの文が前の一般論に当てはまる例を一つ挙げているなら、二文の関係は「詳しく言う」です。後ろの文の中にある対比は、その文の中だけの話で、二文のつながりを決めるものではありません。

    確認のしかた:選択肢を隠したまま前の文と後ろの文を読み、although から後ろの「市外の店では売上が伸びた」という部分はいったん外して、後ろの文が前の予測に反しているのか、それとも予測どおりのことが実際に起きた例なのかを、自分の言葉で先に言ってください。

    日本語話者がハマる理由

    Japanese marks concession clause-finally: 〜が/〜けれど/〜のに attach to the end of the preceding clause, so a contrast can sit entirely inside one sentence with no sentence-opening connective at all. The second sentence here carries exactly that kind of internal contrast (sales just outside the city rose), and a Japanese reader who has noticed it reaches for a sentence-opening 「しかし」 that a Japanese rendering of the same sentence would never have required. Since 「しかし」 and 「一方」 between them cover ground English splits across However, Nevertheless, In contrast and Even so, B and C then look equally available, and the illustration relationship that actually holds between the two sentences is never examined.

  8. 08逆にする

    transition(つなぎ言葉)は、その語の響きではなく、後ろの文が前の文に対して何をしているか、つまり足しているのか、逆にしているのか、結果を述べているのか、詳しく言い直しているのかで決まります。二文だけを読んで関係を決めてから、その仲間に入る選択肢だけを残してください。

    確認のしかた:選択肢を手で隠したまま前の文と後ろの文だけを読み、「前は説明できること、後ろは説明できないこと」のように二文の関係を自分の言葉で言ってから、選択肢を見てください。

    日本語話者がハマる理由

    日本語でも「しかし」は文の頭に置けますが、書き言葉では「この仮説は鉄の核を説明できるが、酸素同位体の一致は説明しにくい」のように、前の文の終わりに「〜が」「〜ものの」を付けて一文にまとめることが多いです。英語はこの合図を後ろの文の頭、つまり空欄の位置に置くので、前の文は何の断りもないまま終わります。日本語の感覚のままだと、前の文に予告がないこと自体を「まだ同じ向きの話が続く」という合図と受け取り、「足す」や「だから」の仲間を選びやすくなります。前の文に予告があるかどうかではなく、後ろの文が説明できない点を出しているという中身で決めてください。

  9. 09逆にする

    空所に入る語は、前後の二つの文がお互いに何をしているかで決まります。後ろの文が前の文の向かっていた結論を取り消しているなら、中身が新しい情報であっても、そこは「逆にする」の仲間です。

    確認のしかた:選択肢を隠したまま空所の前後の文だけを読み、後ろの文が前の文の見立てを裏づけているのか取り消しているのかを、自分の言葉で先に言ってください。

    日本語話者がハマる理由

    日本語では「よく調べてみると」「詳しく見たところ」のような言い方で、あとから調べた事実を前の文につなげます。この「〜すると」「〜したところ」自体は、その結果が前の見立てを裏づけるのか覆すのかを示さず、向きは中身から読み取らせる形になります。英語ではその向きをつなぎ言葉で言い切る必要があります。さらに「さらに調べてみると」の「さらに」は調査を重ねるという意味で、情報を一つ足す \"In addition\" とは別ものですが、語の対応だけを見て A を選んでしまいがちです。

  10. 10逆にする

    関係は、後ろの文が前の文に対して何をしているかで決まります。前の文が「一般にそう思われている」「そう見える」ことを述べ、後ろの文が「本当はこうだ」と述べているなら、二つは食い違っています。入るのは「逆にする」の仲間だけです。

    確認のしかた:選択肢を隠して二つの文を読み、後ろの文が、前の文の示す「そう思われている」見方を裏づけているのか、それとも打ち消しているのかを、自分の言葉で先に言ってください。

    日本語話者がハマる理由

    日本語の「実際」は、前に述べたことを裏づける向きで使うのが基本です。例えば「彼は速い。実際、記録も出している」のような形です。ひっくり返す意味にするには「実際は」「実は」のように「は」を付ける必要があり、助詞の有無で向きが変わります。英語にはこの助詞がなく、In reality は形が一つで、前に述べた見方を訂正するときに使います。「実際」の感覚のまま読むと In reality が裏づけの語に見えてしまい、D を外して、同じ向きでつなぐ Likewise や As such を選びやすくなります。

すべて無料です。登録も、メールアドレスも要りません。
無料教材の一覧に戻る →