TOEFL®テストの基本・2026年新形式いまのTOEFL®テストを、
セクションごとに。
2026年1月21日、TOEFL®テストは一部改訂ではなく、全面的に作り直されました。 点数の出し方も、問題の形も、セクションの長さも変わっています。 日本語で書かれた解説の多くは、まだ古い試験の説明のままです。 このページでは、主な変更点と、4つのセクションそれぞれについて、何が出て、何を見られ、どこでつまずきやすいかを説明します。 どのセクションも、そこだけ読めば分かるように書いています。
いちばん大きい3つ。
① 0〜120点がなくなり、1.0〜6.0のバンドスコア(0.5刻み)になりました。
② 総合点は合計ではなく、4セクションの平均です。
③ リーディングとリスニングは出来によって2つ目の問題が変わる方式になりました。
全体の形
セクションは4つで、必ずリーディング → リスニング → ライティング → スピーキングの順に受けます。 途中で順番を変えることはできません。解答時間の合計は約90分です。 ETSが「所要時間は約2時間を見てください」と案内しているのは、説明画面などを含めた全体の時間です(ETSは、各セクションの時間に説明の時間は含まれないと書いています)。
| 順 | セクション | 採点される問題 | 時間 | 素点 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | リーディング Reading | 35問(20+15) | 約27分 | 0〜35 |
| 2 | リスニング Listening | 35問(20+15) | 約25〜29分 | 0〜35 |
| 3 | ライティング Writing | 12問 | 約23分 | 0〜20 |
| 4 | スピーキング Speaking | 11問 | 約8分 | 0〜55 |
本番のリーディングとリスニングには、採点されない試験用の問題がまぎれることがあります(リーディングは最大15問、リスニングは最大12問)。 ETSが問題数を「リーディング50問、リスニング47問」、リーディングの時間を約30分と案内しているのは、これを含めた数字です。 どれが試験用かは受けている側には分からないので、全部に同じように答えます。
問題タイプの名前を英語のまま載せているのは、ETSがこの名前で出題しているからです。 画面の指示も英語なので、名前と中身を結びつけておくと本番で迷いません。
2段階アダプティブのしくみ
リーディングとリスニングは、それぞれ2つの「モジュール」(問題のまとまり)でできています。
- 1つ目のモジュールは全員同じです。20問。
- 2つ目のモジュールは、1つ目のできによって変わります。やさしいほうか難しいほうのどちらかで、どちらも15問です。
- 2つ目は、同じ問題の難しい版ではありません。問題の種類そのものが入れ替わります。たとえばリーディングのやさしいほうには学術的な文章が1つも出ず、 難しいほうには日常的な文章が1つも出ません。これはETSが公表している設計です(TOEFL iBT Technical Manual, Table 1)。
- 2つ目に進んだら、1つ目には戻れません。
どこで分かれるか(何問正解すれば難しいほうに進むか)は、ETSは公表していません。 ネット上でよく見る「6割で難しいほうに行く」という数字にも出典がありません。 またETSは、どちらの2つ目を受けても、出てくるスコアは同じ物差しで測ったものだと説明しています(Technical Manual p. 30)。 ですから「やさしいほうに行ったら終わり」と焦る必要はありません。1つ目の20問に集中することが、いちばん確かなやり方です。
スコアの出し方と旧0〜120点との換算表
各セクションが1.0〜6.0(0.5刻み)で出て、総合はその平均を0.5刻みに丸めたものです。 ETSの説明では、平均が5.125なら5.0、5.25なら5.5になります。とりうる値は1.0から6.0までの11通りだけです。
各セクションの中では、まず素点(リーディングとリスニングは0〜35、ライティングは0〜20、スピーキングは0〜55)が出て、 それがバンドスコアに換算されます。ただし素点何点でバンドいくつになるかという対応表は、ETSは公表していません。 「何問正解すれば4.5」という話を見かけたら、それは推測です。
総合は4つの平均です。どのセクションを0.5上げても、総合への効き目は同じです。ただ、すでに高いセクションは6.0までしか伸びず、 上げる余地が小さくなります。4つのうち1つだけ落ち込んでいる人は、まずその1つを上げるのが近道になることが多いはずです。
旧0〜120点・CEFRとの対応(ETS公表)
ETSは、新しいバンドスコアと旧0〜120点の対応表、そしてCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)との対応を公表しています。 C1・B2などはそれぞれ2つのバンドにまたがるので、計算ではなく対応表として見るものです。
| バンドスコア | 旧0〜120点 | CEFR |
|---|---|---|
| 6.0 | 114〜120 | C2 |
| 5.5 | 107〜113 | C1 |
| 5.0 | 95〜106 | C1 |
| 4.5 | 86〜94 | B2 |
| 4.0 | 72〜85 | B2 |
| 3.5 | 58〜71 | B1 |
| 3.0 | 44〜57 | B1 |
| 2.5 | 34〜43 | A2 |
| 2.0 | 24〜33 | A2 |
| 1.5 | 12〜23 | A1 |
| 1.0 | 0〜11 | A1 |
出典: ETS「TOEFL iBT Score Scale Update」(ets.org)。表の数字はETSが示している区切りのとおりです。
出願先が「100点以上」と書いている場合
移行期間として、2028年1月まではスコアレポートにCEFR・1〜6のバンド・0〜120の換算値の3つが並びます。 そのあとは1〜6だけになります。 つまりいまは、募集要項が古い0〜120で書かれていても、レポート側に換算値が載っている状態です。
ただし、上の表どおりに読み替えるとは限りません。学校によっては、新しい基準を表より高めに決めています。 たとえばカリフォルニア大学は、旧80点の要件を新形式では4.5としています(上の表では80点は4.0の範囲です)。自分の志望校が新旧どちらの基準で、いくつを求めているかは、必ずその学校の最新の募集要項で直接確かめてください。移行期の数字は変わりやすいので、ここでは学校ごとの一覧は載せていません。 代表的な大学の例は、帰国子女入試とアメリカの大学のページに2026年9月時点でまとめています。
1. リーディング(Reading)
何を測るか。英語の文章を読んで、書いてあることを正確につかむ力です。 大学の授業で読む文章だけでなく、メールや掲示のような生活の中の文章も読みます。 そして新形式では、読むだけでなく単語を正しくつづれるかも問われるようになりました。
形と時間
2段階アダプティブです(しくみ)。 1つ目のモジュールは20問で約18分、2つ目は15問で約9分。採点される問題は、どちらの道でも合計35問です。 試験用の問題が入ると、1つ目は最大21分になります。
| 問題タイプ | 1つ目(全員) | 2つ目・やさしいほう | 2つ目・難しいほう |
|---|---|---|---|
| Complete the Words | 10問 | 10問 | 10問 |
| Read in Daily Life | 5問 | 5問 | なし |
| Read an Academic Passage | 5問 | なし | 5問 |
| 合計・時間 | 20問・約18分 | 15問・約9分 | 15問・約9分 |
1つのモジュールの中では、前の問題に戻って答えを直せます。モジュールをまたいで戻ることはできません。
3つの問題タイプ
Complete the Words単語の後半を埋める
どのモジュールにも10問(1つの文章に10か所)
何をするか。1段落ほどの短い文章が出ます。1文目はそのまま読めますが、そのあとは1語おきに単語の後半が消えています。見えている前半をヒントに、消えた文字を自分でタイプします。選択肢はありません。1か所が1問として採点され、つづりが正しくなければ点になりません。
見られる力。語彙とつづり、そして文法です。消えるのが単語の後半なので、-s、-ed、-ing、-tion のような語尾がちょうど問われます。前後の文脈から、その場所に入るべき品詞と形を素早く判断する力が見られます。
Read in Daily Life日常の文章を読む
1つ目に5問、やさしいほうの2つ目に5問(2問組と3問組)
何をするか。メール、掲示、掲示板の書き込み、予定表のような、生活の中で目にする短い文章です。1つの文章に2〜3問、書かれている内容や、その文章が何のためのものかを選択肢から選びます。
見られる力。必要な情報を短い時間で拾う力です。長い文章を丁寧に訳す力ではなく、「誰が、誰に、何のために」書いたかをつかむ力が中心です。
Read an Academic Passage学術的な文章を読む
1つ目に5問、難しいほうの2つ目に5問
何をするか。200語ほどの、大学の授業で読むような文章が1つ出て、5問に答えます。事実の確認、文脈の中での語の意味、書かれていないことの推測、書き手の意図、情報どうしの関係などが問われます。専門知識は要りません。
見られる力。まとまった文章の論理を追う力です。正解は本文の言葉を言い換えていることが多いので、表面の単語ではなく意味で照らし合わせる力が見られます。
Complete the Words の作り方は、ETSの技術マニュアル(TOEFL iBT Technical Manual, RR-106, p. 9)に書かれています。 1文目はそのまま残し、そのあと1語おきに単語の後半を消す。1つの文章につき10語。 以前のTOEFL®テストには存在しなかった形式で、しかも試験全体でいちばん問題数の多いタイプです。
採点
すべて答えが1つに決まる問題なので、正解か不正解かで採点されます。素点は0〜35で、それが1.0〜6.0のバンドに換算されます。
日本の生徒がつまずきやすいところと、準備のしかた
- 「見れば分かるのに、書けない」単語。Complete the Words には選択肢がないので、つづりを最後まで自分で打てないと点になりません。 日本の生徒は、読んで意味の分かる単語を、手で書いたことがないことがよくあります。 単語を覚えるときは、目で見るだけでなく、一度は自分でタイプしてつづりを確かめてください。
- 語尾を落とす。消えるのは単語の後半なので、複数の -s、過去の -ed、-ly や -tion のような語尾がそのまま問われます。 日本語には無い区別なので、意味が分かったところで満足しがちです。空所の前後を見て「主語は単数か」「時制はいつか」「ここは名詞か副詞か」を確かめるくせをつけてください。
- 本文と同じ単語が入った選択肢に飛びつく。正解は本文の言い換えになっていることが多く、まちがいの選択肢のほうに本文の単語がそのまま入っていることがよくあります。 「同じ単語があるから」ではなく「同じ意味か」で選んでください。
- 1問で止まる。1つ目のモジュールは約18分で20問です。モジュールの中では戻れるので、迷った問題は後回しにして先へ進み、最後に戻るほうが安全です。
- 日常の文章を丁寧に読みすぎる。メールや掲示は、最初に「誰が、誰に、何のために」書いたのかをつかむと、細かいところを探すのが速くなります。
2. リスニング(Listening)
何を測るか。英語を聞いて、その場で意味をつかむ力です。 一言への返事、日常の会話、学校のお知らせ、短い講義と、生活と授業の両方の場面が出ます。 以前のような長い講義は減り、短い音声が中心になりました。
形と時間
リーディングと同じ2段階アダプティブです(しくみ)。 1つ目は20問で約18分。2つ目はやさしいほうが15問で約7分、難しいほうが15問で約11分です。 難しいほうは講義が2つ入るぶん、時間が長くなっています。
| 問題タイプ | 1つ目(全員) | 2つ目・やさしいほう | 2つ目・難しいほう |
|---|---|---|---|
| Listen and Choose a Response | 8問 | 7問 | 3問 |
| Listen to a Conversation | 2つ(4問) | 2つ(4問) | 2つ(4問) |
| Listen to an Announcement | 2つ(4問) | 2つ(4問) | なし |
| Listen to an Academic Talk | 1つ(4問) | なし | 2つ(8問) |
| 合計・時間 | 20問・約18分 | 15問・約7分 | 15問・約11分 |
音声は1回しか流れず、前の問題には戻れません。答えを選んで次に進んだら、それで確定です。ここがリーディングとの大きな違いです。
4つの問題タイプ
Listen and Choose a Response短い発言への返答を選ぶ
1つ目に8問、やさしいほうに7問、難しいほうに3問
何をするか。誰かの一言が聞こえます。文字では表示されません。そのあと4つの返答から、いちばん自然なものを選びます。まっすぐ答えている返答より、遠回しに答えている返答が正解になることがよくあります。
見られる力。言葉どおりの意味だけでなく、話し手が本当に言いたいことをその場でつかむ力です。
Listen to a Conversation会話を聞く
どのモジュールにも会話2つ(1つに2問)
何をするか。二人の短い会話を聞きます。日常の場面です。聞き終わってから2問に答えます。
見られる力。会話の目的、話し手の困りごとや決めたことを追う力です。
Listen to an Announcementアナウンスを聞く
1つ目に2つ、やさしいほうに2つ(1つに2問)。難しいほうには出ません。
何をするか。授業や学校行事でのお知らせを聞きます。予定、場所、決まりごとなど。1つに2問。
見られる力。日時や変更点など、実際に行動するのに必要な情報を聞き取る力です。
Listen to an Academic Talk講義を聞く
1つ目に1つ、難しいほうに2つ(1つに4問)。やさしいほうには出ません。
何をするか。175〜250語ほどの短い講義を聞きます。前提知識は要りません。聞き終わってから4問に答えます。
見られる力。話の主題と、例や説明がそれをどう支えているかを追う力です。
採点
すべて選択式で、正解か不正解かで採点されます。素点は0〜35で、それが1.0〜6.0のバンドに換算されます。
日本の生徒がつまずきやすいところと、準備のしかた
- 聞こえた単語が入っている返答を選ぶ。Listen and Choose a Response では、自然な返事が遠回しなことがよくあります。 日本語で言えば「会議は3時からだよね?」に「部長がまだ戻ってないんだ」と返すような形です。 質問に出てきた単語をそのまま繰り返している選択肢は、かえって疑ってください。
- 文字がないと理解が止まる。学校の英語は、教科書の文字を見ながら聞くことが多かったはずです。本番では一言だけの音声に文字がつきません。 ふだんから字幕なしで英語を聞き、聞いてすぐに「返すならこう」と口に出す練習をしてください。
- 1問の迷いを次に引きずる。戻れないので、迷ったら一番ありそうなものを選んで、頭を次の音声に切り替えます。
- メモを取りすぎる。音声は短くなりました。書くことに気を取られて聞き逃すほうが損です。講義でも、主題と例の関係だけを短く書く程度で十分な人が多いはずです。
3. ライティング(Writing)
何を測るか。英語で、正しい語順の文を組み立て、目的に合った文章を書く力です。 短い文を作る問題から、メール、授業の掲示板への書き込みまで、3つのタイプが続けて出ます。 以前の「統合問題」と「独立エッセイ」はなくなりました。
形と時間
アダプティブではなく、全員が同じ3タイプを順に解きます。セクション全体で約23分、うちメールが7分、掲示板への書き込みが10分です。 書くのはパソコンのキーボードで、スペルチェックは出ません。
3つの問題タイプ
Build a Sentence語を並べて文を作る
10問
何をするか。相手の一言が文字で示され、それに返す文を、語のかたまりを並べ替えて作ります。使わない語が1つまぎれている問題もあります。1問ずつ、正解か不正解かで採点されます。
見られる力。英語の語順、とくに疑問文や、文の中に疑問が埋め込まれた形を正しく組み立てる力です。
Write an Emailメールを書く
1問・7分
何をするか。状況の説明と、メールに入れるべき3つの点が示されます。それを全部入れて、相手に送るメールを書きます。本番では0〜5点で採点されます。
見られる力。目的をはっきり伝える力と、相手や場面に合った丁寧さで書く力です。
Write for an Academic Discussion授業の掲示板に書き込む
1問・10分
何をするか。教授の問いかけと、2人の学生の書き込みを読んで、自分の意見を書き込みます。100語以上が目安です。本番では0〜5点で採点されます。
見られる力。自分の立場を示し、理由と具体例で支えて、議論に新しいものを足す力です。
採点
素点は0〜20です。Build a Sentence が1問1点で10点、メールと掲示板への書き込みがそれぞれ0〜5点で、合わせて20点になります。 メールと書き込みは答えが1つに決まらないので、本番では採点基準にそって文章そのものが評価されます。
日本の生徒がつまずきやすいところと、準備のしかた
- 疑問の語順。Build a Sentence では、「駅がどこか知っていますか」のように文の中に疑問が入る形がよく問われます。 Do you know where the station is? の where 以下は、疑問文の語順(where is the station)になりません。 日本の生徒がいちばん間違えやすい形の1つです。
- 語を全部使おうとする。使わない語が1つまぎれている問題があります。全部使うことにこだわると、文が壊れます。
- メールで指示の1つを落とす。入れるべき3つの点が示されたら、書く前に3つを確かめ、書いたあとにもう一度確かめてください。 丁寧すぎて回りくどい文、友だち向けのようにくだけすぎた文も、相手と場面に合っていません。 書き出しと結びのあいさつは、自分の型を1つ決めておくと時間を節約できます。
- ほかの学生の意見をなぞるだけになる。掲示板への書き込みでは、自分の立場をはっきり書き、ほかの2人が出していない理由や例を1つ足してください。 10分で100語以上が目安なので、書き始める前の1分で「意見・理由・例」を決めておくと止まりません。
- 英語のタイピングが遅い。日本の生徒は、英語をキーボードで速く打つ練習をしていないことが多く、考えがあっても時間内に書き切れません。 スペルチェックもありません。毎日少しずつ、時間を計って英文を打つ練習をしておくと、本番で内容に集中できます。
4. スピーキング(Speaking)
何を測るか。英語を聞いて正確に言い返す力と、聞かれたことにその場で答え続ける力です。 以前の「準備時間のあとに話す」形はなくなり、2つのタイプ・全11問になりました。どちらにも準備時間はありません。
形と時間
アダプティブではなく、全員が同じ問題を解きます。セクション全体で約8分です。 マイクに向かって話し、その声が録音されます。
2つの問題タイプ
Listen and Repeat聞いた文をそのまま繰り返す
7問
何をするか。ある場面で、担当者が話す文を聞いて、そのまま繰り返します。文はだんだん長く、複雑になります。答える時間は1文あたり最大8〜12秒です。
見られる力。聞いた英語を正確に覚えて再現する力と、聞き取りやすく発音する力です。
Take an Interviewインタビューに答える
4問・各45秒
何をするか。録画された面接官の質問に、それぞれ45秒で答えます。最初は自分自身のことを聞かれ、後半は広い話題について意見と理由を求められます。準備時間はありません。
見られる力。考えをその場で組み立てて、途切れずに話し続ける力です。
採点
素点は0〜55で、それが1.0〜6.0のバンドに換算されます。 話した内容と話し方は答えが1つに決まらないので、本番では録音が採点基準にそって評価されます。
日本の生徒がつまずきやすいところと、準備のしかた
- 小さな語を落とす。Listen and Repeat では、a や the、複数の -s、過去の -ed のような、日本語に無いものが抜けやすくなります。 意味が合っていても、聞いた文と同じにはなりません。
- 長い文を丸ごと覚えようとする。文は後半ほど長くなります。単語を1つずつ覚えるのではなく、意味のかたまり(「誰が」「どこで」「いつ」)ごとに頭に入れると再現しやすくなります。 英語の音声を聞いて、すぐ後について言うシャドーイングは、そのまま練習になります。
- カタカナの発音。desk を「デスク」のように、子音のあとに母音を足してしまうと聞き取りにくくなります。 自分の声を録音して、お手本と聞き比べるのがいちばん早く気づけます。
- 黙ってしまう。Take an Interview には準備時間がありません。考えている間の沈黙がいちばんもったいない時間です。 「結論 → 理由 → 具体例」の順に話す型を1つ決めておき、タイマーで45秒を計って練習してください。 45秒がどのくらいの長さかを体で覚えておくと、途中で話が尽きることが減ります。
古い形式で覚えてしまっていること
去年の対策本は、もう別の試験の本です。よくある思い込みを5つ。
- 「スピーキングは4問、準備時間がある」—— いまは Listen and Repeat と Take an Interview の2タイプ・全11問です。 答える時間は、Listen and Repeat が1文あたり最大8〜12秒、Take an Interview が1問45秒で、 どちらも準備時間はありません(ETS「Updated TOEFL iBT Test Overview」2026年版)。
- 「ライティングは統合問題と独立エッセイ」—— いまは Build a Sentence、Write an Email、Write for an Academic Discussion の3タイプです。
- 「長い講義を聞いてメモを取る」—— リスニングの音声は短くなりました。アナウンスや会話のような短いものが中心です。
- 「リーディングは学術的な長文を読むだけ」—— 学術的な文章は残っていますが、掲示・メニュー・予定表のような日常的な短い文章 (Read in Daily Life)と、単語の後半を埋める Complete the Words が加わりました。
- 「30点満点のセクションが4つ」—— 1.0〜6.0が4つです。合計ではなく平均です。
このサイトの模試と本番のちがい
hydeSolution の無料模試は、本番と同じ4セクションを同じ順番で用意しています。問題と音声はすべてオリジナルです。 ただし、次の点は本番と違います。どれもhydeSolutionが決めたことです。
- 点数は推定です。素点からバンドへの換算表はETSが公表していないので、模試が出すバンドはhydeSolutionの推定です。本番のスコアではありません。
- 2つ目のモジュールへの分かれ目は、20問中13問正解に置いています。ETSはこの境目を公表していません。
- リスニングの音声を1回だけ聞き直せます。本番は1回きりです。
- 途中でタブを閉じても、閉じていたあいだの時間を最大10分まで戻します。本番にこの救済はありません。
- Build a Sentence は6分にしています。ライティング全体の23分から、メール(7分)と掲示板(10分)を引いた時間です。
- Listen and Repeat の答える時間は、ETSが示している8〜12秒の範囲の中で、文の長さに合わせて割り振っています。
- メール、掲示板への書き込み、スピーキングは、このサイトでは自動採点しません。模範解答と見比べてください。講師の採点・添削は有料のサービスで、依頼の受付は、いまは準備中です。受付が始まったら、無料のアカウントをお持ちの方なら、どなたでも依頼できます。料金は1セクションにつき、採点のみが1,000円、採点と添削が3,000円です(税込)。hydeSolutionの生徒は、生徒向けの料金になり、最初の1回(WritingかSpeakingの1セクション分)は無料です。実際にお返しする形は、採点と添削の見本で見られます。
- 採点されない試験用の問題は入れていません。音声は音声合成で作っています。
無料のTOEFL®模試(4セクション)
リーディング → リスニング → ライティング → スピーキングの順に、本番と同じ形で解けます。 終わったあと、1問ずつの解説と模範解答が見られます。結果を見るには、メールアドレスの登録(無料)が必要です。
ETS公式のサンプルテストもあわせて
ETSも新形式のサンプルテストを2つ無料で公開しています。作っているのはETS自身なので、問題の形は本番そのものです。 どのタイプで時間を使っているかを見るのに役立ちます。
2026年9月時点で、ETSが現行形式について公開しているページ(試験内容・スコアスケール・旧スコアとの対応表)、 「Updated TOEFL iBT Test Overview」(2026年版)、TOEFL iBT Technical Manual(RR-106)、 「TOEFL iBT 2026 Test Blueprint and Specifications」を直接確認して書いています。 ETSは内容が改訂されることがあると書いているので、受験の前にはETSのページで最新の情報を確かめてください。 素点からバンドへの換算はETSが公表していないため、このページには書いていません。 「日本の生徒がつまずきやすいところ」は、hydeSolutionの指導経験にもとづく助言です。
TOEFL® および TOEFL iBT® は ETS の登録商標です。このページは ETS の承認を受けたものではありません。 ETSの問題を転載・翻案したものではなく、形式の説明はすべてhydeSolution自身の言葉です。