2026年1月21日、TOEFL®テストは一部改訂ではなく、全面的に作り直されました。 点数の出し方も、問題の形も、セクションの長さも変わっています。 日本語で書かれた解説の多くは、まだ古い試験の説明のままです。
いちばん大きい3つ。
① 0〜120点がなくなり、1.0〜6.0のバンドスコア(0.5刻み)になりました。
② 総合点は合計ではなく、4セクションの平均です。
③ リーディングとリスニングは出来によって問題が変わる方式になりました。
解答時間の合計は約90分です。ETSが「所要時間は約2時間を見てください」と案内しているのは、 説明画面や手続きを含めた、会場にいる時間のことです。
| セクション | 問題数 | 時間 | 問題タイプ |
|---|---|---|---|
| リーディング Reading | 50問 | 30分 | Complete the Words / Read in Daily Life / Read an Academic Passage |
| リスニング Listening | 47問 | 29分 | Listen and Choose a Response / Listen to a Conversation / Listen to an Announcement / Listen to an Academic Talk |
| ライティング Writing | 12問 | 23分 | Build a Sentence / Write an Email / Write for an Academic Discussion |
| スピーキング Speaking | 11問 | 8分 | Listen and Repeat / Take an Interview |
問題タイプの名前を英語のまま載せているのは、ETSがこの名前で出題しているからです。 たとえばリーディングの Complete the Words は、 短い文章の中で単語の後半が消えていて、そこを自分でタイプする問題です。選択肢はありません。 以前のTOEFL®テストには存在しなかった形式で、しかも試験全体でいちばん問題数の多いタイプです。
各セクションが1.0〜6.0で出て、総合はその平均を 0.5刻みに丸めたものです。ETSの説明では、平均が5.125なら5.0、5.25なら5.5になります。 とりうる値は1.0から6.0までの11通りだけです。
ここで勉強の配分が変わります。合計だった頃は、得意なセクションで稼いで苦手を埋めることができました。 平均になると、1つのセクションが低いままだと他がどれだけ高くても引き戻されます。 4つのうち1つだけ落ち込んでいる人は、その1つを動かすのがいちばん効率がよい。 これは精神論ではなく、単なる算数です。
新しいスコアはCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)に対応づけて公表されています。 C1が2つのバンドに、B2が2つのバンドにまたがるので、計算ではなく対応表として覚えるものです。
| バンドスコア | CEFR |
|---|---|
| 6.0 | C2 |
| 5.5 | C1 |
| 5.0 | C1 |
| 4.5 | B2 |
| 4.0 | B2 |
| 3.5 | B1 |
| 3.0 | B1 |
| 2.5 | A2 |
| 2.0 | A2 |
| 1.5 | A1 |
| 1.0 | A1 |
移行期間として、2028年1月までは スコアレポートにCEFR・1〜6のバンド・0〜120の換算値の3つが並びます。 そのあとは1〜6だけになります。
つまりいまは、募集要項が古い0〜120で書かれていても、レポート側に換算値が載っている状態です。 ただし学校ごとに、いつ・どちらの基準で見るかは揃っていません。自分の志望校が新旧どちらの基準で公表しているかは、必ずその学校の最新の募集要項で直接確かめてください。ここに一覧を載せないのは意地悪ではなく、移行期の数字を他人がまとめると必ず古くなるからです。
練習問題はいま作っています
新形式の問題タイプに合わせて、一から書いているところです。 先にSATの無料教材を見ていただくと、どういう作りのものを出すかはだいたい分かると思います。 解説は「ぜんぶ日本語」から「ぜんぶ英語」まで4段階で切り替えられます。
2026年9月時点で、ETSが現行形式について公開しているページ(試験内容・スコアスケール)を直接確認して書いています。 移行前に公開された資料には現在と異なる数字が残っているため、参照していません。 問題ごとの秒数と、素点からバンドへの換算はETSが公表していないため、このページには書いていません。